去年参戦したSYNCHRONICITYに今年も行ってきました。相変わらずここまで快適なサーキットフェスは中々ないと思うので、今回も簡単なライブレポと感想を書いてみたい。前日に無理を承知で組んだマイタイムテーブルはコチラ。

THE NOVEMBERS
今年一発目は、明らかにキャパオーバーなまでにオーディエンスが詰め寄せたduo MUSIC EXCHANGEにてTHE NOVEMBERSから!会場到着がギリギリになってしまい、着くころには入場規制寸前だった。やっぱりあの柱は見づらいなぁ……。『Hallelujah』から始まる新譜/定番曲を織り交ぜたセトリは、華やかで煌びやかさがあり、ナイフのように劈く刹那があり、ラウドで衝動的な刹那もありで凄まじいステージングだった。昨年リリースされたセルフタイトルアルバム『The Novembers』の楽曲たちもやっぱり素晴らしく、さすがにかっこよすぎた。死後の世界で鳴っていてほしい音楽たちだった。
次のビアリまで時間があったので、WWWXまで移動してTHE COFFEE SHOPのコラボコーヒーを購入。自宅で飲む用の豆とテイクアウトでカフェラテを買ったんだけど、これがめちゃくちゃに美味かった。時計を見るともう20分後には出番なので、また大急ぎで戻る。
Bialystocks
今年はなんとO-EASTでの出演。去年のビバラなんかと比べても明らかにブラッシュアップされてて、甫木元監督のボーカルもかなり伸びやかだった。『Nevermore』のクライマックスで目まぐるしく転調しまくるところは、いつ聴いても迫力に気圧される。
HOME
少し休憩を挟んでパソコン音楽クラブを見ようとVeatsに向かうも、怒涛の入場規制。チクショー。被りのLaura day romanceも観たかったので再びduoへ移動したところ、なんと今日HOMEが出演することと、しかもそれが五分後だということに気づき、速足でO-nestへ移動。これぞフェスの醍醐味だぜ。一曲目の「常時」から爆音すぎてもはやノイズミュージックで、狂気的な瞬間も多く圧を感じるパフォーマンスだったのだが、機材トラブルもあったからかセトリが大幅に省略され、最後に演奏された『city punk』のアウトロが鳴り響く中、ギターのshunが客席に降り立ち、無修正のキ〇タマがあしらわれたステッカーをばら撒いて去って行った……。すげぇ。ただ、去年のメガシンもだったけど、曲飛ばしはちょっともったいないぜ。
Khaki(一曲目のみ)
HOMEの後に控えるKhakiもかなり気になっていたからO-nestで待機していたけど、次のPITBのために一曲のみ聴いて早抜けしなくてはならず、後ろ髪を引かれまくりながらも退出……。とても好きな感じだったなぁ……。しかもこちらも入場規制になるほどパンパンだった。
People In The Box
ラストはPITB。昨年のアルバムが良すぎたので楽しみだったのだけど、文句なしのベストアクトだった。相変わらずテクすぎる変拍子マスロックをベースとしながら、ピンクフロイドっぽい曲やメタルのエッセンスを盛り込んだ曲など多様すぎる楽曲たちから耳が離せなくて、ツアー中というのもあってかなり仕上がったライブだった。リバーブをかけまくったダイゴマンの定番のMCでは、「ドラムの人めっちゃしゃべるよ~~ん!えっちなことも言うよ~~~ん!!」などと終始ふざけたおしていたが、曲が始まると涼しい顔でバチバチに決め切っていて恐ろしさすら感じる。あと、この時代に『アメリカ』を歌ってくれて、本当にありがとう……。公演終了後に客電が付いても鳴りやまないアンコールの拍手に、音源を一切聴いたことがないはずの同行者も「お前がずっとハマってる理由がわかったよ……。ヤバすぎた」とこぼしていた。最高だったよなぁ!!
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