yubioriとは
yubioriは横浜を拠点に活動する5人組バンド。
先日kurayamisakaのライブに行ったんですけど、対バンがこのyubioriというバンドだったんですよ。名前は知っていたけど音源は聴いたことがなかったので、事前に何曲か聴いてみたところ、
やっっっばすぎる。なぜ今まで素通りしてたのか。
アンセム
左脳を介さずに拳が勝手に挙がる曲ばかりだが、この『ギター』は特に全行パンチラインだ。
生活に乾杯
サビのここだけでも発明。これに救われる人、死ぬほどいるんじゃないか。
これ書けたら引退するわと思わされるフレーズがとめどなく溢れる。付け入る隙がない。
現在サブスクで配信されているのが1stアルバムとスプリットシングルの二枚のみなんだけど、これだけでも通しで一度聴いてみてほしい。生活、出逢い、別れ、憧憬、喪失、苦悩、冷感、疾走、感情、夕焼け、煌めき、煤け、痛み。100人いれば100人が違うイメージを抱きそうなのに、間違いなく「良いなぁ……」と感じるに違いない。
良い曲には言語化が無駄というか、語れば語るほど矮小化するきらいがあるから、もう「聴いてくださいよ」としか言えないのがもどかしい。ただ、これを良いと感じない人はこれを知らない人だけなのではないかと大真面目に思う。知らないだけじゃないのか、本当に。
生命
冒頭にも書いたライブも凄まじく、生命そのものみたいだった。全てが無垢で、剥き出しなのに、無敵だった。とりわけ、ボーカル(タムラヨシアキ氏)の爆発力と求心力が桁違いで、単純に”生歌が巧い”というレベルを超えて、どうしたってなぜか目を奪われてしまうという威力があった。これほど力強い楽曲を生み出すくらいだし、ただ者ではないとは思っていたけど、想像以上だった。
最後はアルバムを締めくくる『つづく』で。この曲も凄すぎる。アウトロの美しさよ。人生のエンドロールに流したい。
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