Spotifyとレコード収集を始めたデジタル⇔アナログ反復横跳び男によるおすすめのポッドキャストとか

radio podcast
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

サブスクリプションサービス

一定額の料金を支払うことで、製品やサービスを定期的に利用することができるビジネスモデル。通称”サブスク”。Amazonプライム、Netflixに代表される映像コンテンツからApple Music、Spotifyによる音楽サービス、最近だと服や家具や食品などもサブスク化が進んでいる。さらに身近な例で言うと、毎月支払っている電気代に月額制のピアノ教室やスポーツジムなんてサブスクの先駆けだし、何なら僕らの毎日だって企業から見ると労働力のサブスクだ。所有の時代は終わりを告げようとしているのだ。

だが、そんな大サブスク時代において、僕がSpotifyのプレミアム会員になったのは2021年の12月からと、実に一年前。日本で音楽サブスクが浸透するのは海外と比べて遅かったとはいえ、音楽好きを自称しておきながらSpotifyのアプリすらインストールしていなかったのは我ながらいかがなものか(違法アプリは利用していません)。

それまでは少しでも気になるアーティストがいればCDを買っていた。「このフィルムをペリペリ剥がす瞬間がたまらないんだよな!」などと自分に言い聞かせるように包装を開封しまくる日々だ。クリエイターや販売側としてはありがたいファンかもしれないが、圧迫される収納棚とは対照的に、財布は毎月寒くなる一方だった。

そんな私がSpotifyのプレミアム会員になって感じたことを色々書いていきます。

安すぎ!!

そもそもなんですけど、世界中の音楽を無限に聴き放題で月額980円って何かのバグでは…?と思うくらいとんでもないコスパ。羽田空港の不味いラーメンより安い。閉店したし。全てのアーティストがサブスク解禁してるわけではないにせよ、ちょっと気になるなってアーティストは検索して数秒で聴ける。わかっていたことだけどこのアクセシビリティはちょっとした生活革命。ありがとう、ダニエル・エク。

音楽の幅が広がらない

まだ使いこなせていないのもあると思うんだけど、今のところ多種多様なアーティストを日夜聴きまくる感じでは意外とない。その気になれば世界中の音楽にタップ一つでいつでもアクセスできる利便性故なのか、逆に今まで好きだったアーティストを聴きがち。あとイントロやギターソロをスキップする行為が、正しいとは思わないが無理もないなと感じた。捌ききれないほどの膨大な情報量とスムーズな操作性のマリアージュによって、そうしたブームに拍車がかかっている気がする。そりゃ倍速文化も普及しますよ。

ポッドキャストを聞くようになった

今までの生活と明確に異なる点で言うと、ポッドキャストを聴くようになりました。これは僕以外でも当てはまる人が多いと思うんですけど、通勤や散歩時に人の話し声を聞くと捗るんですよね。言ってしまえばそもそも外で爆音で音楽を聴くのは危険だし。加齢なのか?

というわけでいくつかおすすめを紹介します。すべてSpotifyで配信されています。敬称略。

◆三原勇希 × 田中宗一郎 POP LIFE: The Podcast

タレント:三原勇希と音楽批評家:田中宗一郎によるポッドキャスト。毎週金曜更新(2023年2月をもって更新終了)。毎回ゲストを招き、音楽・映画・漫画など様々なポップカルチャーをミックスしながら、台本・BGMなしで雑談しまくる番組。トークの内容自体には同意しかねる点も多々あるものの、これが無料で聴けるのは正直めちゃくちゃ凄いと思う。準レギュラーの宇野維正さん、早くTwitterブロック解除してください。

◆TALK LIKE BEATS presented by Real Sound

音楽情報サイト『リアルサウンド』によるオリジナル番組。現在更新停滞中。ライター兼ビートメーカーのimdkm(イミヂクモ)と、元アイドルで文筆家の姫乃たまがMC。ミュージシャンやクリエイターなどをゲストに迎え、昨今のヒットチャート解説や注目楽曲のレコメンド、楽曲制作の裏側やルーツミュージックなどのトークを展開する。これはもう二人の声が良い!ゲストも毎回絶妙なセレクト。KIRINJI回好き。

◆ゆる言語学ラジオ

言語オタクの会社員:水野太貴とWebライター:堀元見による「ゆるく楽しく言語の話をする」をコンセプトにした番組(例:「『象は鼻が長い』の主語は象?鼻?」「怪獣の名前はなぜガギグゲゴなのか?ソシュールVSソクラテス!」etc.)。あくまで”ゆるく”なので、「言語学」と仰々しいタイトルになってるものの、内容は取っつきやすくキャッチーだし結構ふざけがち。リスナーとの空気感の醸成も上手いあたりが深夜ラジオ的だと思う。YouTubeでは映像付きver.も配信されているのでそっちの方がわかりやすいかも?

◆真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室〜

講談社人事部に勤める川端里恵がおすすめの書籍を紹介するポッドキャスト。リスナーのお悩みをヒアリングし、それに合った本を紹介するスタイルで、センスが光る。この方も声が良すぎて夜聴くと絶対寝落ちしてしまう。聞く焚き火。

◆たっちレディオ

作曲家:田代智一とミュージシャン:田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)による、「閉塞感を打破するPodcast」。毎週日曜更新。最近読んでいた本の著者がゲスト出演していたので聴き始めたんだけど、放送回はなんと500回を超え10年以上続く長寿番組だった。ユニゾン田淵といえばステージを縦横無尽に駆け巡り、本人もベースラインも動きまくる強靭な狂人というイメージだったが(失礼)、世に溢れるあらゆる出来事をできるだけフラットに観測しようとしていて人間臭さが垣間見える。主婦からサラリーマンまで幅広く知見を得られそうな番組。

◆奇奇怪怪明解事典

DosMonosのラッパー:TaiTanとMONO NO AWAREのボーカリスト:玉置周啓によるPodcast。日々を薄く支配する言葉の謎や、カルチャー、社会現象を強引に面白がる、というコンセプト。この番組の紹介のためにこの記事を書き始めたと言っても過言ではないくらい、どっぷりハマってしまっている。音声コンテンツで一番面白いと思っていますほんとに。パーソナリティが二人いる番組って互いをリスペクトしてるのって大事だなと。最近Q&A(Spotify上のお便りみたいなやつ)読まれてテンション上がった。

レコードに手を出す

サブスクを始めた一方で、ついにレコードも買いました。

デジタルとアナログの極北を同時に踏破してしまった。手間はCD以上にかかるものの、「音楽をアートワークごと占有している感」が強くてめちゃ良いです。サイズも大きいのでインテリアとしての存在感もあるし、これからもちょこちょこ集めていこうと思います。

あとこれはサブスクの話ともリンクするが、結局アルバム単位で聴かないと記憶に残りづらいのかも…?と感じている。面倒なレコードで聴くからこそ頭に入ってくるのか、単にレコードで買うほど好きな音楽だから記憶に定着しやすいのか、今後も慎重に注視し、検討を重ねてまいります。

この記事を書いた人
大トロゼウス

社会人。音楽(特に邦ロック)、映画、酒、ロボアニメが好き。多趣味すぎて何も究められていない。

大トロゼウスをフォローする
radio podcast
スポンサーリンク
大トロゼウスをフォローする
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました