ままならない男たちのままならなさ―映画『レザボア・ドッグス』感想―

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映画『レザボア・ドッグス』を観た。あのクエンティン・タランティーノによる初監督作で、脚本・出演も務めている。

これを観ずに映画好きを名乗っていたのかよと恥ずかしくなるが、意外とレジェンド作品って見落としがちだったりするよね。

『レザボア・ドッグス』劇中より

一見スタイリッシュに映る荒くれ者たちがその実終始揉めまくりで、その揉め方も非常に庶民的。というかもうほんとずっとどうでもいいことで揉め続けている。雑談のレベル感も男子高校生同士の談笑みたいだし。

複雑な時系列によるトリッキーな展開が続きながらも、結局は悲惨な結末を迎えるというままならなさ。いいですね、”生”って感じがする。

教訓だとか高度なメッセージ性を読み取るのは正直なところ困難ではあるのだが、それでいて名作としての格を纏っているのがレジェンドたる所以なのかもしれない。演出のかっこよさという一点張りでここまでの金字塔は打ち立てられるのだという歴史を作った功績はあまりに大きい。そしてなにより上映時間が90分なのも大きい。記事も上映時間も短ければ短いほど良いのだ。

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