苦手な音楽もいつかパクチーみたいに食べられるようになる

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第一印象でなんとなく苦手なバンドっていますよね。

僕の場合はRADWIMPSとクリープハイプだった。あまりに露骨すぎる歌詞の曲を先に聴いてしまい、免疫がなくウオォ……となったからだ。クリープハイプはファンが集まっているこの写真とかもかなり最悪な印象だった。

そんな出会いから数年後、いつしか苦手さはなくなり、ある日を境に何なら敬意に変わった。

その一番の理由はライブを観たから。フェスで初めて生演奏を観たのだけど、なんぼのもんじゃいと観に来る僕みたいな不届き者をガツンと殴るような巧さだった。どちらも、ちょっとした第一印象なら簡単にひっくり返せるほどの地力がある。RADはその後何度もワンマンへ足を運んだ。

何が言いたいかと言うと、第一印象で好きじゃないと感じた音楽でも、僕みたいにライブで見て好きになることがあるし、他のアーティストを聴いてるうちに前とは違った印象で出会い直すことも多い。

これは、パクチーを食べられるようになるのと似ていると思う。

子供の頃に口にしたやたら苦かったり辛かったりする食材が、いつの間にか好きになっていることってありますよね。僕の場合は、確か酒のつまみだった。ビールのつまみにパクチー入り餃子を食べたときの「あれ?いいかも」が原体験だったと思う。アルコールで味覚にブーストがかかっている状態ってフェスみたいなものです。

いま嫌いなものを無理に好きになる必要はない。嫌な奴って基本的に嫌な奴だからね。でも人間は誰しも、死ぬまで一貫性があるというのはあり得ないので、これからの回り道が過去に作用することもある、というのを最近強く感じる。パクチーもクリープもRADも良いんじゃん!と後から気付くように。逆に、今大好きな音楽もいつか好みが変わって聴かなくなることもある。僕は酒を飲むようになってからケーキや甘いもの全般が苦手になった。アポトーシスみたいなもんなんだよな。

そして、それもスッと受け入れていたいとも思う。どんな時も、過去を責めることなく未来の自分の一部だと受容していきたい。辛かった体験も粒となっていまの自分の血管を巡っていると思っていたい。変わることは間違ったことではないと、ブレ続けることこそが自分なのだと言い聞かせていたい。

みたいなことを昨日Galileo Galileiのライブを観て思った。変化を選び続けることはかっこいい。

この記事を書いた人
大トロゼウス

社会人。音楽(特に邦ロック)、映画、酒、ロボアニメが好き。多趣味すぎて何も究められていない。

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