毎年恒例『これがバズるぞ!』の2025年版が解禁されましたね。
これバズとは
日テレ系の音楽番組『バズリズム02』にて新春恒例となっている、今年バズるであろうと思しきアーティストをランキング形式にまとめたもの。通称『これバズ』。今年は音楽関係者270人へのアンケート調査をもとに集計しているそうだが……。ランキングは以下の通り。
1位 muque
2位 Aooo
3位 komsume
4位 Chevon
5位 離婚伝説
6位 CUTIE STREET
7位 Fish and Lips
8位 AKASAKI
9位 ケプラ
10位 暴動クラブ
11位 きゅるりんってしてみて
12位 First Love is Never Returned
13位 家主
14位 終活クラブ
15位 f5ve
16位 the奥歯’s
17位 Bialystocks
18位 CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN
19位 ANORAK!
20位 kurayamisaka
21位 Homecomings
22位 TRACK15
23位 luv
24位 テレビ大陸音頭
25位 Sunny Girl
26位 Kroi
27位 ハシリコミーズ
28位 joOji
29位 Re:name
30位 oops cool
う、う~ん……?2025
2023年のときの記事にも書いたけど、選考基準が引き続き謎過ぎる。
全体的に「低くね!?」「高くね!?」「誰やねん!!!」に尽きる。そもそも200人前後のサンプルで30位まで決めるのはさすがにランキングとして破綻してないか?っていう。毎年のように文句を付ける陰湿なネット音楽垢みたいなムーブは正直もう辞めたいのだけれど、「2025年にバズるアーティストォ?とりあえず離婚伝説とかBialystocksとかKroiでも入れとけ!」で作られたランキングを、そうですねと信じられますか、という思いもまた……。
また勝手にランキング作ってみた
というわけで、おれがバズる(と思われるアーティストを選んでみた)ぞ!2025を作ってみた。こちらも万人が納得するとは思っていないけれども、SNSでの言及が爆増しているアーティストたちを集めたので、一定の納得度もあるかとは思う、はず。
とはいえ、「俺にやらせろ!」という、さながら玩具を奪う子供のような心境でオリジナルのランキングを作るのもまた同様の信憑性のなさを孕んでおり……というか、一人の主観で作成している以上こちらの方が客観性に欠けている。でもやっぱり納得いかないんす。ぼくのかんがえたさいきょうのガンダムを、見てほしいんす。
あと前にも書いたけど、「バズる」の定義が曖昧なのも納得性の欠如に起因していると思われる。なので、今回は「バズる」を「音楽系じゃない店の有線で日常的に流れる」としてみようか。今年一度でも以下のアーティストがどこかのカフェで流れたら僕の勝ちです。その時はこっそりDMください。
10位 Trooper Salute
名古屋を中心にライブ活動を行うシンフォニックインディロックバンド、Trooper Salute。シンフォニックインディロックバンドって何!?2024年にライブ活動を始めたという新生児だが、曲もアートワークもハイクオリティ。現代的なサウンドに囲まれた、どこか歌謡曲感のあるノスタルジーが良い。
9位 iVy
Gt.Vo.のfukiとKey.Vo.のpupuによる二人組宅録ユニット。昨年リリースされたEPが話題で、サブスクではこの一枚しか配信されていないのにも関わらずリスナーが4000人近くに達している。早くもいろんなイベントでフックアップされているようだし、今年もっと跳ねそうな気がする。
8位 Tyrkouaz
双子によるツーピースバンドTyrkouaz (ティルクアーズ)。ラウドロックやドラムンベースを通過した激動のロックで、いろんなプレイリストで目にする回数が増えてきている。先日のライブではOasisのWonderwallを爆速爆音アレンジで演奏していて、聴いたことないアレンジすぎて凄かった。
7位 雪国
2023年に結成され、東京を中心に活動する雪国。繊細でひんやりとした表現力が光るバンドで、他のインディーバンドと比べて二馬身ほど先を走っている印象がある。先日リリースされたEPもとても良い。
6位 171
神戸で結成されたスリーピースバンド171(イナイチ)。男女ツインボーカルによる繊細さとローファイなパンクの熱さが両立しているのが面白い。SEKAI NO OWARIのFukase氏がレコメンドしていたり、昨年末からビクターミュージックアーツに所属となったりと、もう秒読みな気も。
5位 the bercedes menz
JPOPシーン随一の問題児(?)ことthe bercedes menz(ザ・ベルセデス・メンツ)。怒涛の勢いでイベントに出演しては凶悪な轟音で多くのコアリスナーを獲得している。この前リリースされたアルバムも、三週間以上経った今でも常にTLに放流されてくる。
4位 HOME
2020年に結成の沖縄出身スリーピースバンド、HOME。インディーポップ、チルウェイヴ、ポストロック、シンセポップなどを広く横断しつつ、シンプルに「曲が良い」に着地させているのが凄い。ライブでは音源の150倍くらい爆音なのも面白い。
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