Beachside talksはすべてのドリームポップの入り口になり得る

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東京を拠点に活動する4人組バンド『Beachside talks』のレコメンドです。もうサイト名シューゲイズZINEに変えようかな……。

Beachside talksとは

音楽性は、ざっくり言うとドリームポップ・シューゲイザーが主軸。レーベルのDead Funny Recordsにはあの国産ドリームポップの雄『Balloon at dawn』も所属していたと聞いて納得だ。この曲大好き。

話は戻って、『Beachside talks』の大きな特徴は

①煌びやかさ

②圧倒的ソングライティング

にある。

煌びやかさ

以前、『MoritaSaki in the pool』には橙色や陽だまりのような印象があると書いたけれど、『Beachside talks』は真逆で完全に青とか蒼。どの曲も眩いほどの煌めきが放たれていて、ポップネスとドリーミーさの塩梅が非常にジャスト。

この煌びやかさにはたとえばクリーンなギターも寄与しているが、最大の要因はVo.Ayaka氏にある。あまりに透明で清涼な歌声は、”このサウンドで歌われていてほしい声”すぎる。嫌われない声だと思う。

圧倒的ソングライティング

二つ目はソングライティングの高さ。クレジットを確認すると、Gt.Ryo氏(『In Morfine Sugar』にも所属しているらしい。マジか!)がメインとなり作詞作曲を行っている。もう単純に曲が良すぎですよ、全部。

新進気鋭のバンドってどこか隙があったり、演奏が野暮ったい瞬間もあったりするわけだけども、彼・彼女らにはそういうのがないというか。面白みがないということではなく、シンプルに巧くてライブでも地盤がしっかり固まっている印象だった。楽曲の良さがライブでもしっかり活きていて、安心して身を任せられる完成度。

現在配信されているどの曲もとても良いのだけど、先日リリースされた『Big Sky』がもう破格のクオリティすぎて完全に虜になっています。

サウンド良し・メロ良し・歌詞良し・アートワーク良しで非の打ち所がない。間奏の轟音のバランス感覚が素晴らしいとか、Aメロ⇒サビ⇒間奏⇒大サビという思いきった構成がキャッチーさに繋がっているとか言いたいことは色々あるけど、もうイントロだけでも聴けば名曲なのわかるでしょ、っていう。今年これ超える曲あるんかな?と勝手に不安になるくらい刺さって抜けない。本当に名曲すぎる。

ドリームポップの入門

このバンドの楽曲は語弊を恐れずに言うと”エロゲっぽさ”を感じるんですよ。茹だるような夏とか一度きりボーイミーツガールなんかに整合する気がして、真っ直ぐに歪んだ青春性を内包している。『cruyff in the bedroom』のハタユウスケ氏が監修している成人向けゲームの曲もあるわけだし、エロゲとシューゲイズサウンドは割と遠くない位置にあると思うんだよな。

1st EPの『Marble Town』は、全体的な聴きやすさとか内省的なイントロで始まりドキャッチ―な名曲で終わる密度の高さとか、RIDEの『Nowehere』と通ずるものを感じる。

シューゲイザー御三家の中でも一番間口が広いバンドとの類似性を感じるあたり、国産ドリームポップの入門になり得ると言っても過言じゃないと思うんですよ。それくらい開けた魅力のあるバンド。

以上『Beachside talks』のレコメンドでした。これからどんどん人気になると思うのでぜひ聴いてみてください!

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